秋になると、なぜか本が読みたくなります。

夏の間はどうにも集中できなくて、本を開いても数ページで眠くなってしまっていたのですが、涼しくなると自然と手が伸びる。気温と読書欲には何か関係があるのかもしれない。それとも単に、窓を開けていても快適な季節というだけの話かもしれません。

最近は数学の読み物を何冊か並行して読んでいます。専門書というより、数学の背景や歴史を読み解くような本です。教科書には載っていない、数式が生まれた文脈というか。ある定理が誰によってどういう問題意識から生まれたか、当時の数学者たちがどんな議論をしていたか、そういうことを知ると、数式の見え方が少し変わる気がします。

素数の分布に関する話が特に好きで、何度読んでも飽きません。素数がどこに現れるかに法則はないのに、ある種の規則性がある。この矛盾しているようで矛盾していない感じが、数学の不思議さだと思っています。リーマン予想という未解決問題がその根っこにあって、証明されれば数学史上最大の発見の一つになるとも言われている。生きているうちに決着を見られるかどうかは分かりませんが、見てみたいとは思います。

あ、僕は「生きているうちにリーマン予想が解決されると思う?」と聞かれたら即答します。無理です。お金を賭けてもいい…いや良くないですね、法律的に。

読書の秋を満喫しています。